もう中学生
本日、小６次女宛に封書が届いた。
【中学生制服早期予約受付中】
６年生になったばかりなのにもうそんな時期らしい。
この地域独特なのかもしれないが
公立の中学生の制服着用は登下校と式典のみ。
それ以外は校内着と呼ばれるジャージで過ごす。
「制服必要なくない？」
そう考えるのは私だけではない。
この地域の多くには同様の思いがある。
そのため市が中心となって数年前から
【制服のあり方について】
生徒、保護者を対象としたアンケート調査を行い
有識者による討論会もたびたび行われおり
様々な意見が出されている。
制服のメリット
・着ていく服を悩まなくていい。
・私服をたくさん買わなくていい。
・行事・冠婚葬祭で困らない。
・経済格差が出にくい
制服のデメリット
・高い
・動きづらい
・寒さ暑さに対応してない
・手入れが大変
・性自認によっては着用に苦しむ
・個性を出せない
・デザインがよくない
デメリットに対する意見が多いけれども
「制服はあった方がよいか？」と問われると
「あった方がよい」と回答した生徒、保護者が
５～６割であった。
私は「どちらかと言えばあった方がよい」と回答した。
制服があれば「葬儀、高校受験で何着せよう」という
ストレスから解放されるから。
ただし、機能的で実用的であるならば
という条件付き。（わがままだね）
いち早く、学ラン・セーラー服から
ブレザーに変更し（スラックス、スカート選べる）
夏服にポロシャツを導入した中学校がある。
このブレザーが安価で機能的で実用的であるかどうかは
分からない。
おしゃれ？かどうか問われると無難としか言えない。
だけど、性自認によって困ることはなさそうである。
こうした動きを踏まえて
市で統一したデザインにするかも、という案も出されている。
結論は出せるのか
では、高校の制服は不要か必要か。
高校生は中学生と違って体育以外は制服で過ごす。
長女が通う高校の制服はカワイイ。
デザインは男子、女子に分かれているが
女子がスラックス着用はOK
男子がスカート着用もOK
機能的、実用的とは言えないが
長女はこの制服を気に入っている。
学校を選ぶ際に多少は影響したと思われる。
制服着用により「この学校の生徒だよ」という気持ちが
芽生えており、そういう意味でも制服はありだと思う。
一方、長男の高校は学ランだった。
学ランを採用している高校はいくつもあり
見た目ではどこの生徒か分からない。
なんなら中学の頃の学ランをそのまま高校でも
着用している子もいた。（校章とボタンだけ替える）
アンケートで制服がお高いという意見が出ていたが
中学から高校まで着用できるなら経済的である。
（うちは長さが足りなくて買い換えたが、、、）
息子は学ランを嫌っていた。
「私服がいい」と言っていた。
おしゃれしたいから、というわけではなく
機能的、実用的ではないという理由で嫌っていた。
機能的、実用的ならあった方がいい。
機能的、実用的ではなくてもカワイイならあった方がいい。
機能的、実用的でないならいらない。
そういえば
スティーブ・ジョブズはいつも同じ服を着て
決断の簡略化をして生産性を上げていた。
こんな風に制服はなくても着心地の良い私服を
制服化している人もいる。
制服はアリなのかナシなのか。
様々な思いが交錯する。
自分の中でも結論が出ない。
しかしながら、人生は決断の連続である。
【制服のあり方について】の討論会は
いずれ決断しなければならない時が来ると思う。
どのような結論を出すのだろうか。
