ワンオペあるある。共感しかなかった本がコレ
「私はお前のママじゃない。」
作中に出てきたセリフ。
私も同じことを思った。
好きで結婚したはずなのに、
夫のお世話が出来て嬉しかったはずなのに、、、
あらすじ
妻が口をきいてくれなくなった。
家事育児はしてくれる。
好物を入れたお弁当も作ってくれる。
なのに妻は口をきいてくれない。
妻、娘、息子の4人家族で平穏に暮らしていると
思っていた夫には、なぜ妻が口をきいてくれないのか
思い当たることがない。
妻と口をきかないまま5年の月日が経っていた。
夫は口をきいてくれない妻にアレコレ働きかける。
妻は小さなイライラを募らせ怒りに震えながらも、
夫との関係に戸惑いを感じるようになる。
夫婦はどうなるのか。
5年前に何があったのか。
感想
「これ、うちのこと?」
と思えてしまう状況やセリフが満載。
「意外と他所のご家庭もこういうかんじなんだ!」
「私だけが大変なわけじゃなかったんだ!」と思った。
私がワンオペ育児で産後一番大変だったことは
夫のお世話
「夫よ、お願いだからしばらく実家に帰ってくれ。」
と何度も思った。
当時の夫は激務だったし私は無職だったこともあり、
家事育児をしてもらおうとは思わなかったが、
自分のことは自分でしてほしかった。
(作中にも出てきたが、スプーンが出ていなかったら自分で取りに行くとか)
休日なしの長時間労働も嫌だった。
夫も大変だったと思うし、
私も常に寝不足だったし、バタバタしてイライラして、、、
お互いにお互いを思いやる余裕がなかった、と思う。
そもそも男性脳と女性脳は違うし、育ってきた環境や
時代背景の影響が大きいから仕方ない。
(うちの場合はブラック企業、家父長制度、男尊女卑、昭和生まれ)
なんだかんだあったけど、今は平和に暮らして
当時の事をネタにブログ書いてるし。めでたしめでたし。
いやいや、仕方ないで片づけてはいけない。
この流れは変えていかなきゃいけない。
サブ教科の【技術・家庭】を主要教科に格上げして、
ミシンとかはんだづけを習うのではなく、
男女共に一通り家事が普通にこなせるようになるための
内容にしてもらえないだろうか。
(ついでに投資や社会保障制度なんかも盛り込んで)