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【本紹介】新幹線 お掃除の天使たち「世界一の現場力」はどう生まれたか?【遠藤功】

新幹線の車両清掃に感動したい時はコレ

 

いよいよ夏休み。

 

新幹線を利用して帰省や旅行をする方もいらっしゃると思う。

       新幹線のキャラクター

新幹線の車両清掃に遭遇したことはあるだろうか?

 

『世界最速の魅せる清掃』と言われており、

SNSや多くのメディアで取り上げられている。

 

私も魅了された一人だ。

 

掃除の時間はたったの7分間

 

待ち時間としたら長いかもしれないが、

掃除をする側にとってはあっという間だろう。

 

早技はもちろんのこと、

清掃前後のビシッとそろった一礼がカッコいい。

 

この本は、新幹線の清掃業務を請け負うJR東日本

グループ会社である

 

鉄道整備株式会社【通称:テッセイ】

 

を取材したものである。

 

 

 

 

本の内容

 

プロローグと第1部・第2部で構成されている。

 

プロローグではこのテッセイがどのような会社なのかを紹介。

 

第1部では車両清掃員の現場で起きていることを書いている。

 

清掃員達が行っているのは完璧な掃除だけではない。

 

困っているお客様を見つけたら、すぐに駆け寄り手助けする。

 

体が不自由なお客様、年配のお客様、酔っぱらったお客様、

赤ちゃん連れのお客様への対応や、

清掃員同士の交流など、

心温まるエピソードがいくつも出てくる。

 

第2部ではなぜ普通の清掃会社が

「お掃除の天使たち」

と呼ばれ、多くのメディアで

取り上げられるようになったのかが書かれている。

 

 

印象に残ったところ

 

2011年3月11日東日本大震災が起きた際の

エピソードが心に残った。

 

荒れた車内、特にトイレの汚れは酷かったとのこと。

 

ゴム手袋をはめた手を

詰まった便器に突っ込んで詰まりを解消し、

ピカピカにしていったと。

 

清掃員達の

 

『被災地には行けなくても被災地を応援する』

 

という思いを込めての仕事っぷりに胸を打たれた。

 

清掃員の中から出てきた言葉、

 

『がんばれ』でもなく『がんばろう』でもなく、

 

『がんばるぞ!日本』

 

この言葉は清掃員のネームプレートや

清掃中をお知らせする札や

ホームでお配りする応援ポストカードにも使われた。

 

この言葉に多くの方が励まされたことと思う。

 

 

まとめ

 

一人一人の

「もっとよくしたい。」

「まだできることがある。」

という気持ちと実行力が大きな力となり会社を変えていく。

 

そこには、

清掃員達が主体性を持って動くようになる

仕組みがあった。

 

現場力チーム力

会社組織としての強さに繋がっていくのだと感銘を受けた。

 

この本は読み聞かせボランティアの仲間から

 

「泣けるからよんでー。」

 

と勧められたものである。

 

確かに心にしみ入るものがあった。

 

中3の娘はこの本で夏休みの課題である

読書感想文を書くことにした。

 

ビジネス書だけど大丈夫かな?

 

感想文が完成してもきっと読ませてはくれないだろうが、

 

中3の娘がこの本をどう解釈るのか楽しみである。