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【本紹介】肩の上の秘書【星新一】

チャットGPTが進化するとこうなる?     とワクワクしたい時はコレ

 

チャットGPTが話題だ。

 

チャットGPTはまるで人と向き合っているかのような

自然な会話で質疑応答やアドバイスをしてくれるうえ、

文章の作成や翻訳、計算やプログラミングまで

してくれるというAIチャットサービス。

(他にも機能はあると思うが私は専門家ではないので)

      人工知能・AIのイラスト

これが進化して

人とAIの会話ではなく、

人と人との会話を取り待ってくれるようになったら、

 

『人間関係が楽になりそう』

 

この本では、

そんな人間関係が楽になりそうなモノが登場する。

 

 

【肩の上の秘書】他収録

 

 

本の内容

 

近未来、各々の肩の上にはインコがとまっている。

 

このインコはロボットであり、

精巧な電子装置と発声器とスピーカーを備えており、

自分の代わりに会話してくれる。

 

持ち主が呟いた少々乱暴な言葉(本音)を

丁寧な言葉(建前)に置き換えて相手に伝えてくれる。

 

また、

相手の丁寧な言葉を(建前)を

要約して(本音)自分に伝えてくれる。

 

セールスマンとお客さん

セールスマンと上司

セールスマンとホステス

の会話がロボットインコを介して繰り広げられる。

 

 

おもしろかったところ

 

未来のお話なのに、

セールスマンが昔ながらの飛び込み営業をしていた。

むしろ、

ロボットインコがいるからこその営業方法かもしれない?

 

人と人との会話を取り持つロボットインコが

日常使いされるようになれば、

おねだりしたい時、うまく断れない時、緊張している時

等々、いろいろな場面を

国語力がない人でも、配慮の欠片もない人でも、

波風立てることなく平和に乗り切ることが出来るだろう。

 

これが何十年も前に書かれた作品なのだから驚きである。

 

 

まとめ

 

悩みの多くは人間関係から生じると言われている。

近い将来、人と人との会話を

AIが取り持ってくれるようになったら、

コミュニケーションが苦手な方や

何だか人を怒らせてしまうような方にはもってこいであり、

ストレスフリーな社会になるような気がしてならない。

 

本音を建前に置き換えてくれるなら

SNSでの誹謗中傷もなくなり、

傷つく人もいなくなるだろうか。

 

腹を割って話す

 

なんて言葉もあるが、

本音をぶちまけてしまうと

取り返しがつかなくなることもあるので

注意が必要なことが多く、

円滑な人間関係の構築のために

ロボットインコのようなものが

必要不可欠となるのかもしれない。

 

一方で、

 

『AIを介してキレイ事だけの会話になるのも苦しいかも』

 

という気持ちもある。

 

本音が見えないというか、何考えてるか分からない人は

 

『ちょっと怖い。』

 

 

AIとの共存について考えさせられる作品。

気になった方は手に取って読んでみてほしい。