アホと関わると人生を浪費する
アホに心当たりはあるだろうか。
私はこれまでの人間関係を思い返してみても
『アホ』
と言い切ってしまえるほどの困ったちゃんは
いないと思う。
(そこそこのアホはいたのかもしれないが、距離を取るので)
もしかして、
『私がそっち側???』
しかし、
この本を手に取った私は
「アホではないという認識でいいかな?」
「いいとも!」
と自問自答した末、読み進めた。
本の内容
この本は
兼任教授である田村氏が
企業で働いていた時、
参議院議員として活動していた時の
失敗を通して得られたアホの対処法が書かれている。
アホを次のように表現している。
・チームメイトなのに敵意を見せつける
・正当な理由なしに足を引っ張ってくる
・理不尽なことを言う
・権力を振りかざす
100%アホと戦ってしまう人の特徴もあげている。
アホと戦うのは人生の無駄。
頭に来たり悩んだりして、
自分のエネルギーを無駄使いするより、
自分の人生を輝かせることにエネルギー使うべき。
間違っても『成敗してやろう』などと思ってはいけない。
『いかにしてアホと戦わずして敵を自分の味方につけ、
その力を使いこなすか』
を説いている。
非戦の書であり、アホのトリセツである。
感想
本書で説く『人たらし』の技術を身につけ
要領よく生きたいと思った。
しかし、それ以上に気になったことが、、、
本書が伝えたいこととは逸れてしまうかもしれないが、
政治の世界のくだりが気になった。
田村氏のような華やか経歴を持つ優秀な方でも
国会議員になったとたんVIP扱いとなりチヤホヤされるうち、
目標を持って議員になったはずなのに
『自分を見失った』
と書かれている。
うーん。
私もそんな立場になったなら
しちゃうかも?!
そして、
議員さんたちは野党との戦いよりも
党内での権力闘争、足の引っ張り合い、いじめ、
不毛な会議に一生懸命な様子だし、
『国民のことを考えてるヒマはないんじゃないかな』
と思ってしまった。
しかも、能力があっても世襲じゃないと、、、
うすうす分かっていたけど残念な気持ちになった。
まとめ
前述した通り、私にはこれまで
アホと言い切ってしまうほどの人とは出会っていない。
しかし、夫の仕事の話(主に愚痴)を聞いていると
「ホントにそんな人いるの?」
と仰天することが多々ある。
しかも夫は、
100%アホと戦ってしまう人の特徴にもれなく当てはまる。
夫がこれ以上人生を浪費しないように
本書で学んだことを伝えていこうと思う。
(夫は読んでくれないから)
さいごに
夫に聞いてみた
(私) 「私、アホじゃないよね?」
(夫) 「大丈夫と思うよ」
よかった。てへ。
興味を持った方は手に取って読んでみてほしい。